【簿記3級】3月22日学習:決算Ⅰ(振替仕訳)

簿記

📖 学習時間・累計時間

  • 学習時間:2時間
  • 累計時間:19時間30分

📖 使用教材

  • CPAラーニング動画講義
  • いちばんわかる簿記3級教科書
  • パソコンメモ

📌 学習進捗

3月上旬から学習を開始し、教科書の3分の2まで到達。 毎日勉強することは難しいが、1~2時間ほど時間を確保し、 動画講義の視聴・メモ・問題集の復習を繰り返している。

最終目標は 「簿記3級合格」。 独学でどこまで頑張れるか、実践的に学習を進めていく。


📌 決算の概要

✅ 決算とは?

企業は会計期間の終わりに決算手続きを行い、最終的に 財務諸表 を作成する。 決算の流れは以下の5ステップ。

  1. 決算整理前残高試算表の作成
    • 決算日になったら、期中手続きの正確性を検証するために「決算整理前残高試算表(前T/B)」を作成する。
  2. 決算整理
    • 決算整理前残高試算表の金額を修正する手続き。
    • 一部の勘定科目は、修正しなければ財務諸表に正しく反映されないため、整理が必要。
  3. 決算整理後残高試算表の作成
    • 決算整理後に、誤りがないかを確認するため「決算整理後残高試算表(後T/B)」を作成。
  4. 帳簿の締め切り
    • 当期の勘定記入と翌期の勘定記入を区別するため、締め切りを行う。
  5. 財務諸表の作成
    • 決算整理後残高試算表を基に、財務諸表を作成し、外部(株主など)に報告する。

📌 帳簿の締め切り(ステップ4)

✅ 基本的な考え方

  • 当期と翌期の区切りをつけるために帳簿を締め切る。
  • 具体的な手順:
    1. 当期末の残高を勘定に記入する。
    2. 貸借の合計金額を記入し、二重線で区切る。

✅ 収益・費用勘定と資産・負債・資本勘定の違い

勘定の種類翌期への繰り越し
収益・費用(P/L)翌期の勘定残高は ゼロから開始
資産・負債・資本(B/S)当期末の勘定残高から開始

📌 収益・費用勘定の締め切り方

✅ 目的

  • 収益・費用の勘定を締め切ることで、当期純利益を算定する。
  • 収益・費用勘定を「損益勘定」に振り替えることで、当期純利益を計算。
  • 損益勘定を使うことで、総勘定元帳だけでは分からない当期純利益を算定できる。

✅ 手順

  1. 決算振替仕訳を行い、収益・費用の勘定残高を損益勘定に振り替える。
  2. 損益勘定から当期純利益を算定する。
  3. 損益勘定の残高を「繰越利益剰余金勘定」に振り替える。

振替仕訳の例

(借)損益 /(貸)費用(費用の定位置は左)
(借)収益 /(貸)損益(収益の定位置は右)

この振替のための仕訳を 「決算振替仕訳」 と呼ぶ。

具体例(教科書の例題)

➀(借)売上1,700 /(貸)損益1,700
②(借)損益1,500 /(貸)仕入1,100
          /(貸)給料400
➂(借)損益200   /(貸)繰越利益剰余金200
  • ポイント
    • 収益・費用の勘定を 損益勘定に移動 することで、残高をゼロにする。
    • 損益勘定の残高(=当期純利益)を 繰越利益剰余金勘定に振り替える。

📌 資産・負債・資本勘定の締め切り方

  • 資産・負債・資本勘定は 翌期に繰り越す ため、締め切り方が異なる。
  • 各勘定の反対側に「次期繰越」として残高を記入し、勘定を締め切る。
  • 翌期は「前期繰越」として同額を記入し、勘定記入を始める。

📌 まとめ

決算の5ステップ

  1. 決算整理前残高試算表の作成
  2. 決算整理
  3. 決算整理後残高試算表の作成
  4. 帳簿の締め切り
  5. 財務諸表の作成

収益・費用勘定(P/L)は翌期に繰り越さない。
資産・負債・資本勘定(B/S)は翌期に繰り越す。
決算振替仕訳で損益勘定を活用し、当期純利益を算定する。
簿記3級の決算処理の流れをしっかり理解し、試験に向けて引き続き学習を進めます!

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