目次
📖 学習時間・累計時間
- 学習時間:2時間
- 累計時間:19時間30分
📖 使用教材
- CPAラーニング動画講義
- いちばんわかる簿記3級教科書
- パソコンメモ
📌 学習進捗
3月上旬から学習を開始し、教科書の3分の2まで到達。 毎日勉強することは難しいが、1~2時間ほど時間を確保し、 動画講義の視聴・メモ・問題集の復習を繰り返している。
最終目標は 「簿記3級合格」。 独学でどこまで頑張れるか、実践的に学習を進めていく。
📌 決算の概要
✅ 決算とは?
企業は会計期間の終わりに決算手続きを行い、最終的に 財務諸表 を作成する。 決算の流れは以下の5ステップ。
- 決算整理前残高試算表の作成
- 決算日になったら、期中手続きの正確性を検証するために「決算整理前残高試算表(前T/B)」を作成する。
- 決算整理
- 決算整理前残高試算表の金額を修正する手続き。
- 一部の勘定科目は、修正しなければ財務諸表に正しく反映されないため、整理が必要。
- 決算整理後残高試算表の作成
- 決算整理後に、誤りがないかを確認するため「決算整理後残高試算表(後T/B)」を作成。
- 帳簿の締め切り
- 当期の勘定記入と翌期の勘定記入を区別するため、締め切りを行う。
- 財務諸表の作成
- 決算整理後残高試算表を基に、財務諸表を作成し、外部(株主など)に報告する。
📌 帳簿の締め切り(ステップ4)
✅ 基本的な考え方
- 当期と翌期の区切りをつけるために帳簿を締め切る。
- 具体的な手順:
- 当期末の残高を勘定に記入する。
- 貸借の合計金額を記入し、二重線で区切る。
✅ 収益・費用勘定と資産・負債・資本勘定の違い
勘定の種類 | 翌期への繰り越し |
---|---|
収益・費用(P/L) | 翌期の勘定残高は ゼロから開始 |
資産・負債・資本(B/S) | 当期末の勘定残高から開始 |
📌 収益・費用勘定の締め切り方
✅ 目的
- 収益・費用の勘定を締め切ることで、当期純利益を算定する。
- 収益・費用勘定を「損益勘定」に振り替えることで、当期純利益を計算。
- 損益勘定を使うことで、総勘定元帳だけでは分からない当期純利益を算定できる。
✅ 手順
- 決算振替仕訳を行い、収益・費用の勘定残高を損益勘定に振り替える。
- 損益勘定から当期純利益を算定する。
- 損益勘定の残高を「繰越利益剰余金勘定」に振り替える。
振替仕訳の例
(借)損益 /(貸)費用(費用の定位置は左)
(借)収益 /(貸)損益(収益の定位置は右)
この振替のための仕訳を 「決算振替仕訳」 と呼ぶ。
具体例(教科書の例題)
➀(借)売上1,700 /(貸)損益1,700
②(借)損益1,500 /(貸)仕入1,100
/(貸)給料400
➂(借)損益200 /(貸)繰越利益剰余金200
- ポイント
- 収益・費用の勘定を 損益勘定に移動 することで、残高をゼロにする。
- 損益勘定の残高(=当期純利益)を 繰越利益剰余金勘定に振り替える。
📌 資産・負債・資本勘定の締め切り方
- 資産・負債・資本勘定は 翌期に繰り越す ため、締め切り方が異なる。
- 各勘定の反対側に「次期繰越」として残高を記入し、勘定を締め切る。
- 翌期は「前期繰越」として同額を記入し、勘定記入を始める。
📌 まとめ
✅ 決算の5ステップ
- 決算整理前残高試算表の作成
- 決算整理
- 決算整理後残高試算表の作成
- 帳簿の締め切り
- 財務諸表の作成
✅ 収益・費用勘定(P/L)は翌期に繰り越さない。
✅ 資産・負債・資本勘定(B/S)は翌期に繰り越す。
✅ 決算振替仕訳で損益勘定を活用し、当期純利益を算定する。
簿記3級の決算処理の流れをしっかり理解し、試験に向けて引き続き学習を進めます!
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