【簿記3級】3月15日学習:給料に関連した取引

簿記

📖学習時間:30分
📖累計時間:15時間00分
📖教材:CPAラーニング無料講義、いちばんわかる簿記3級の教科書、問題集
📒ノート:パソコン、Googleドキュメント

動画、教科書を見ながら自分でまとめている内容を記載しております。
間違えている可能性があることご了承ください。

☆初めに☆

簿記3級の学習を初めて、早くも半月が経過しました。
最初は正直よくわからないことが多かったのですが、学習していくうちにお金の考え方が変わっていきました。
例えばですが、身近で言えば私の私生活になります。
私たちは会社から給与をいただき、家賃等の生活費を払って生活しています。
簡単に言えば、会社から給与として〇〇円、A社普通預金に振り込まれた。
これは私生活において、ごく当たり前のように受け取ってきましたが、簿記に置き換えるならば

〈仕訳〉
(借)A社普通預金/(貸)Z社給料
つまり、資産の増加と収益の増加を意味しているのだなと。簡単な理解ができるようになります。
そして、口座から資金をおろした時には
(借)現金/(貸)A社普通預金
現金の資産の増加と、普通預金の資産の減少を意味しており、
会社の経営(スケールが大きい)と個人の生活(スケールが小さい)とあまり変わらないことに気が付きます。
簿記を学習していくことで、私自身の生活のお金の流れを理解していけるものと感じたわけです。
ようは、家庭の経営を行っていくこと。
そういったところも踏まえながら、後半の学習に励んでいければと思っております。

📌給料に関連した取引/立替金・預り金

✅概要
取引先や従業員に一時的に立替払いをすることがある
その場合、「立て替え額を回収する権利」が発生する

✅会計処理
「立替金」勘定を使用する。
当社の従業員の場合もありその場合は「従業員立替金」勘定を使用する。
〈仕訳〉
(借)立替金/(貸)現金

立替金の資産の増加、現金の資産の減少となる
立替金が戻ってきた場合の仕訳が

〈仕訳〉
(借)現金/(貸)立替金

となり、現金の資産が増え、立替金の資産が減少する。
従業員の場合においては、会社が代わりに支払った場合

〈仕訳〉
(借)従業員立替金/(貸)現金

従業員立替金の資産が増え、現金の資産が減少。
従業員の場合は給料から立替金を控除した残額で支払うことで、

〈仕訳〉
(借)給料/(貸)従業員立替金
     /   現金
となり、給料から差し引く仕訳となる。

☆補足☆
上記については貸付金勘定とはならず、従業員においては、従業員立替金勘定となる。

✅金銭を預かった場合の会計処理
金銭を預かった場合においては、「預かった金銭を返す義務」が生じる
この場合においては、「預り金」勘定を使用する。従業員においては「従業員預り金」勘定となる。

〈仕訳〉
(借)現金/(貸)預り金

となる。
預り金を返した時には

(借)預り金/(貸)現金
と逆の仕訳となる。

📌給料の支払(源泉徴収)

✅概要
給料の支払においては、源泉徴収制度により、会社が従業員の代わりに納付することとなっている。
主に所得税。そのほかには住民税や厚生年金も含まれる。
従業員においては源泉徴収の金額を引いた差額が支給される。

簡単に言うと
国民が給料の額面をそのままもらっても、中には支払わない人も出てきてしまう可能性があるので、
会社側から従業員の代わりに税金を支払うことにより、税務署側は納付漏れがないようにする制度を源泉徴収制度という。

会社側は従業員から税金の金額を「預かる」こととなり、預かった金額を税務署に支払をする。

〈仕訳〉
(借)給料/(貸)所得税預り金
     /   現金
となる。
ただ、後日、預り金は納付しなければならないので、

(借)所得税預り金/(貸)現金
となる。

📌社会保険料

✅概要

源泉徴収のなかには、所得税だけではなく社会保険料(健康保険料や厚生年金保険料)も同様に、源泉徴収し、後日年金事務所などに納付する。

所得税との違うことは社会保険料においては、従業員と同額、会社が負担することとなっている。

✅会計処理
源泉徴収した社会保険料は「社会保険料預り金」勘定を使用する。
社会保険料の会社負担については、「法定福利費」勘定を使用する。

〈仕訳〉

(借)給料/(貸)社会保険料預り金
     /   現金
となる。
上記は受取人が従業員、支払人が会社の場合。
会社が税務署に支払う場合においては、

〈仕訳〉
(借)社会保険料預り金/(貸)現金
   法定福利費   /
となる。

📝まとめ📝

📌 立替金・預り金
立替金

  • 立替金勘定:取引先や従業員のために立替払いした場合の勘定科目
  • 従業員立替金勘定:従業員への立替払いの場合に使用

〈仕訳例〉
立替時
(借)立替金 / (貸)現金

回収時
(借)現金 / (貸)立替金

従業員の給料から控除する場合
(借)給料 / (貸)従業員立替金
     /    現金

預り金

  • 預り金勘定:金銭を預かった際の勘定科目
  • 従業員預り金勘定:従業員から預かった金銭の場合に使用

〈仕訳例〉
預かった時
(借)現金 / (貸)預り金

返却した時
(借)預り金 / (貸)現金


📌 給料の支払(源泉徴収)
概要

  • 源泉徴収制度により、会社が従業員の代わりに所得税などを納付する
  • 給料から控除した金額を「預り金」として記録し、後日納付

〈仕訳例〉
給料支払い時
(借)給料 / (貸)所得税預り金
     /    現金

税務署への納付時
(借)所得税預り金 / (貸)現金


📌 社会保険料の取り扱い
概要

  • 給料から控除した社会保険料は「社会保険料預り金」勘定で処理
  • 会社が負担する社会保険料は「法定福利費」勘定で処理

〈仕訳例〉
給料支払い時
(借)給料 / (貸)社会保険料預り金
     /    現金

年金事務所等への納付時
(借)社会保険料預り金 / (貸)現金
   法定福利費 /

本日の学習では、給与に関する取引について理解を深めました。
特に「立替金」「預り金」の考え方や、「源泉徴収」「社会保険料」の仕訳は、実務で頻繁に出てくる重要なポイントです。

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